2009年 05月 20日
高血圧 |
ゴールデンウィークに家庭用血圧計を両親からもらいました.と言うことで,最近,血圧を頻回に測って気付いたことがあります.病院の健診時には135/85mmHgくらいを示したこともありましたが,休日には120/75mmHgくらいでした.さらに,夜,飲酒後には100/60mmHgくらいにまで下がっていました.職場でのストレスが血圧を上昇させ,飲酒による血管拡張が血圧を低下させているのですね.
ところで,高血圧の初期には拡張期圧から上昇します.だいたい40歳代の方が相当しますが,50歳を超えてさらに動脈硬化が進展すると,今度は収縮期圧が上昇します.この理由をご存知でしょうか?心臓から血液が拍出される際には,血液の流れよりも速く脈派と呼ばれる振動が血管壁を伝播します.この脈派は末梢で反射して戻ってくるのですが,動脈硬化の進展とともに戻ってくる速度が増します.このため,脈派の戻ってくるピークが動脈圧波形に重なってくるのです.高血圧初期には拡張期に重なることから拡張期圧が上昇し,その後,脈派の伝播速度がさらに速くなると収縮期に重なるため収縮期圧が上昇することになるのです.
ところで,高血圧の初期には拡張期圧から上昇します.だいたい40歳代の方が相当しますが,50歳を超えてさらに動脈硬化が進展すると,今度は収縮期圧が上昇します.この理由をご存知でしょうか?心臓から血液が拍出される際には,血液の流れよりも速く脈派と呼ばれる振動が血管壁を伝播します.この脈派は末梢で反射して戻ってくるのですが,動脈硬化の進展とともに戻ってくる速度が増します.このため,脈派の戻ってくるピークが動脈圧波形に重なってくるのです.高血圧初期には拡張期に重なることから拡張期圧が上昇し,その後,脈派の伝播速度がさらに速くなると収縮期に重なるため収縮期圧が上昇することになるのです.
by tdcanesth
| 2009-05-20 17:33
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