2011年 11月 06日
神経障害性疼痛の治療戦略 |
臨床麻酔学会から戻ってきました。
自身が関与した術中覚醒シンポジウムは多くの先生方にお集まり頂き、一緒に司会をして頂いた金沢大学の坪川先生の助けもあり、順調に終えることができました。
さて、表題のシンポジウムを聴講し、非常に有意義なお話をうかがうことができました。
なんといっても難治性疼痛である神経障害性疼痛の治療にあたって、ガイドラインに複数の薬物が示されていることから、抗痙攣薬と三環系抗うつ薬のどちらを第一選択にするのかが、演者によって大きく異なることがわかりました。さらには、SNRIの新薬であるデュロキセチンの副作用の少なさと、抗ガン治療後のしびれにも有効であった症例が見られることが報告され、非常に興味を惹く内容でした。しかし、セロトニンが増加することによるセロトニン症候群もまれに生じることから、複数の薬物を併用する場合には特に注意が必要であると感じました。
自身が関与した術中覚醒シンポジウムは多くの先生方にお集まり頂き、一緒に司会をして頂いた金沢大学の坪川先生の助けもあり、順調に終えることができました。
さて、表題のシンポジウムを聴講し、非常に有意義なお話をうかがうことができました。
なんといっても難治性疼痛である神経障害性疼痛の治療にあたって、ガイドラインに複数の薬物が示されていることから、抗痙攣薬と三環系抗うつ薬のどちらを第一選択にするのかが、演者によって大きく異なることがわかりました。さらには、SNRIの新薬であるデュロキセチンの副作用の少なさと、抗ガン治療後のしびれにも有効であった症例が見られることが報告され、非常に興味を惹く内容でした。しかし、セロトニンが増加することによるセロトニン症候群もまれに生じることから、複数の薬物を併用する場合には特に注意が必要であると感じました。
by tdcanesth
| 2011-11-06 17:24
| 学会